投稿日:2018年9月17日
計算が早くなるたった3つのコツ
普段の生活で計算が苦手という方いませんか?
そんなアナタに計算が早くなるたった3つのコツを教えます!
たったこれだけです。では具体的に説明します。
1.端数を切り捨て!
例えば、「2,980円の服が30% OFFです!」
このとき、いくらか計算できますか?
計算が苦手な方は難しく考えています。
1,000円の30%引きは?と聞かれたらすぐに700円と答えられませんか?
1,000円ならば、
1,000円×0.7(70%)=700円
と計算出来ているにも関わらず、細かい数字は考え込んでしまいます。
ならば、端数を切り捨てて、なるべく近い大きい数字にしちゃいましょう!
2,980円に近い大きい数字なので、3,000円で計算すると良く、
3,000円×0.7(=70%)=2,100円
ざっくりと2,100円になると分かりました。
でも1円単位まで計算したい!
そんな方には次のステップへ移ります。
2.端数は後から計算!
切り捨てた端数は後から計算します。
【1.端数を切り捨て!】では2,980円を3,000円として計算しました。
この計算を有効活用しましょう!
2,980円は下記のように表せます。
2,980円 = (3,000円 - 20円)と表すことができます。
この形を覚えておいてください。
2,980円の30%引きを計算すると、
2,980×0.7(70%) =
(3,000 - 20)×0.7(=70%) =
3,000×0.7 - 20×0.7
と変換できます。
【1.端数を切り捨て!】で計算した3,000円×0.7の2,100円から、20円×0.7 = 14円を引いてあげれば答えです。 2,100円 - 14円 = 2,086円
どうでしょうか?2,980円に0.7を掛けるよりも、先に3,000円の30%OFFを計算した後、
残りの20円の30%OFFを引いた方が簡単ですよね?
ここで、この計算式って見たことありませんか?
0.7×(3000-20) =
0.7×3,000 - 0.7×20
そうです!中学入学してすぐに習う公式です(分配法則)
中学で習った公式ってなんとなく覚えているだけで、生活の中で活用している人は少ないです。
中学の公式を使うだけで、計算が簡単になるので、いくつか説明します。
3.中学の公式を使いこなせ!
それでは日頃の計算で使えそうな公式を復習しましょう。
- (a+b)×c = ac + bc
- (a-b)×c = ac - bc
- (a+b)^2 = a^2 + 2ab + b^2
- (a-b)^2 = a^2 - 2ab + b^2
- (a+b)(a-b) = a^2 - b^2
「1.(a+b)×c = ac + bc」や「2.(a-b)×c = ac - bc」は【2.端数は後から計算!】の例と同じです。
【例】税込み1,080円のTシャツが20%分ポイント付きます!いくら分つきますか?
1,080×0.2(=20%) =
(1,000 + 80)×0.2 =
1,000×0.2 + 80×0.2 =
200 + 16 =
216円
「2.(a-b)×c = ac - bc」は【2.端数は後から計算!】で説明しました。
「3.(a+b)^2」と「4.(a-b)^2」は仲間ですね。「^2」は2乗を表していて、同じ数字を2回掛ける意味です。
【例】14×14を計算しなさい。
14×14 =
(10 + 4)×(10 + 4) =
(10 + 4)^2 =
10^2 + 2×10×4 + 4^2 =
100 + 80 + 16 =
196
(a:10 b:4、(a+b)^2 = a^2 + 2a・b + b^2 )
【例】19×19を計算しなさい。
19×19 =
(20-1)×(20-1) =
20^2 -2×20×1 + 1^2 =
400 - 40 + 1 =
361
(a:20 b:1、(a-b)^2 = a^2 -2a・b + b^2
どうですか?2桁の掛け算とかも結構簡単に出来たのではないでしょうか?
同じ数字同士のかけ算でしか使えないじゃん!って思うかもしれないですが、そんなことはありません。
例えば、12×14の場合、12を14回足すのと同じですよね?
それならば、先に12×12を計算し、後から余った12×2を足してあげれば良いのです。
【例】12×14の場合
1、先に12×12を計算する。
2、余った12×2を足す。
この手順でも問題ありません。
1、12×12を計算する。
12×12 =
(10+2)^2= …※ 上の3の公式です。
10^2+2×10×2+2^2=
100+40+4=144。
2.余った12×2を足す。
1の答えに12×2=24を足してあげれば、168!
どうですか?分けて考えると計算しやすくないですか?
最後は公式に当てはめるのが難しいですが、このようなときに使えます。
【例】25×15を計算しなさい。
25×15 =
(20 + 5)(20 - 5) =
20^2 - 5^2 =
400 - 25 =
375
(a:20 b:5、(a+b)(a-b) = a^2 - b^2)
このように公式に当てはまるパターンはないか、日常生活で試してみてください!