ブログ運営

HTMLやブログで見かける「#FFFFFF」ってなに?

 

HTML

HTMLやブログで色を指定する時に「#FFFFFF」とかたまに見ますよね。

でもこの意味分かりますか?

この「#FFFFFF」について説明します。

#FFFFFFは色情報を表すカラーコード

 

サンダー
#FFFFFFって何の事か分かりますか?

背景や文字を白くするときに"#FFFFFF"を書いています。

でも、なぜ"#FFFFFF"で白くなるの?そもそもFってどういう意味?

今回はこのような疑問について説明していきます。

 

"#FFFFFFF"は色情報を表すカラーコードです。

例えば、文字色を白にしたい場合、1つの例として「span」タグで囲い、下記のように記載します。(※背景は黒)

【HTMLでの記述】

<span id="white_color">背景が黒、文字が白</span>

【CSSまたはstyleタグでの記述】

span#white_color {
color:#FFFFFF;
background-color:black;
}

もし、CSSやstyleタグが分からないという方は、下記をメモ帳などで記入し、「sample.html」等と名前を付けて保存してください。
そのファイルをGoogle Chromeなどお使いのWebブラウザへドラッグ&ドロップしてみてください。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <style>
    span#white_color {
      color:#FFFFFF;
      background-color: black;
    }
    </style>
  </head>
  <body>
    <span id="white_color">背景が黒、文字が白</span>
  </body>
</html>

【表示結果】
背景が黒、文字が白

このようにCSS、もしくは「style」タグに「color:#FFFFFF;」と書くと文字が白色になります。

「color」は文字の色を指定し、「#FFFFFFF」は白色であることを表します。

ココがポイント

「#FFFFFF」は色情報を表すカラーコード

 

ではなぜ、「#FFFFFF」では白色になるのでしょうか?

 

#FFFFFFは、FF(赤色) |  FF(緑色)  |  FF(青色)で分かれる

#FFFFFFは2桁ごとに区切り、順に赤色、緑色、青色の数値を表しています。

#FFFFFF ⇒

#FF(赤色の数値) | FF(緑色の数値) | FF(青色の数値)

このように最初の2桁が赤色の数値、次の2桁が緑色の数値、最後の2桁が青色の数値になります。

 

例として、紫色の文字にしてみたいと思います。

紫は赤と青を混ぜると紫になります。

他にも、「黄色=赤+緑」、「水色=緑+青」といった組み合わせが可能です。

色の三原則

 

最初の2桁が赤、最後の2桁が青なので両端が「FF」、緑は不要なので、真ん中2桁を「00」にします。

数字で表すと「#FF00FF」となります。

【HTMLでの記述】

<span id="purple_color">文字が紫色</span>

【CSSまたはstyleタグでの記述】

span#purple_color {
color:#FF00FF;
}

先ほど同様、CSSやstyleタグが分からないという方は、こちらをお試しください。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <style>
    span#purple_color {
      color:#FF00FF;
    }
    </style>
  </head>
  <body>
    <span id="purple_color">文字が紫色</span>
  </body>
</html>

【表示結果】
文字が紫色

このように文字が紫色になりました。

「#FFFFFF」が白になる理由は、赤、緑、青を混ぜると白になるためです。

白 = 赤 + 緑 + 青

 

 

 

ココがポイント

  • 「#FFFFFF」はFF(赤) | FF(緑) | FF(青)で分かれる
  • 「#FFFFFF」は赤+緑+青=白

色の組み合わせは分かったのですが、「FF」って何ですか?

それでは次は「FF」とは何か説明します。

 

Fは16進数表記

「F」は16進数表記です。

16進数とは、1から数えていって、16になったら桁上がりする数え方です。

私達、人間は10進数を使用していますね。

10進数の場合、下記のように「9」から「10」になったら桁上がりしますね。

1,2,3,4,5,6,7,8,9,10

 

これが16進数の場合、下記のようになります。

1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F,10,11,…,1E、1F,20,21…,FE,FF

 

サンダー
分かりやすく10進数と16進数の比較表を書きます。
10進数12345678910111213141516255
16進数123456789AbCDEF10FF

このようになります。

 

最後の16進数「FF」は、なぜ10進数で「255」になるのですか?

それは、10進数における「255」の数え方をイメージすると分かります。

255 = 2×100 + 5×10 + 5

です。

 

このように桁上がりするたび、

「1の位の数」×1+「10の位の数」×10+「100の位の数」×100…と計算していけば良いことが分かります。

では16進数ではどうでしょうか。

同じように桁上がりするたび、

FF = F × 16 + F

と計算できます。

 

ここで、「F」を10進数に変換します。

16進数の「F」は、10進数では「15」でした。

FF = F × 16 + F ※16進数「F」に10進数の「15」を代入します。

= 15×16 + 15

= 240 + 15

= 255

このように16進数の「FF」は、10進数で「255」となります。

 

ココがポイント

  • 「F」は16進数表記
  • 「FF」は10進数では「255」に相当する

 

「255」の方が分かりやすいのですが…

このように思われるかもしれません。私もそう思いました。

16進数を利用するのはコンピュータにとって都合が良いからです。

次にコンピュータにとって、16進数が良い理由を説明します。

 

コンピュータの世界は2進数

バイナリ(2進数)

 

コンピュータの世界は「0」か「1」の2進数です。

つまり「はい」か「いいえ」でのみ構成されていて、例えばキーボードなら「押した」か「押していない」の2通りだけしか判断していないからです。

 

キーボードが押されたかどうか判断する場合、ICと呼ばれる回路にキーボードのスイッチが接続されています。

「ICの足」に対して、スイッチ1個が接続されていて、「押したか」、「押していないか」を判断しています。

 

通常、何も押されていない場合は図のようにプラスの電圧(例では5V)になっています。

イメージとしては旗上げゲームで、常に旗を上げている状態です。

スイッチが押されていない(旗が上がっている)ときはコンピュータは何もしていないと判断します。

 

スイッチが押されていない状態

旗を上げている

 

スイッチが押された場合、スイッチが押される事によってICの足が「0V」と接続されます。
旗上げゲームでは旗を下ろした状態になります。

スイッチが押された状態

旗を下げた様子

スイッチが押されて「0V」になった(旗が下ろされた)場合、コンピュータはスイッチが押されたと判断します。

  • スイッチが押されていない状態=1(5V)
  • スイッチが押された状態=0(0V)

このように2進数で表現されるため、2の倍数の方がコンピュータにとって処理がしやすくなります。

下の表を見てください。

2進数10進数16進数
111
1022
1133
10044
10155
11066
11177
100088
100199
101010A
101111B
110012C
110113D
111014E
111115F
1 0000161 0
1 0001171 1
1111 1111255F F
1 0000 00002561 0 0

このように2の倍数であれば、2進数における桁上がりとタイミングが揃います。

 

また16進数の場合、2進数における数字4個のブロックと、16進数における数字1個のブロックが揃います。

どういう事かというと、

16進数で「F F」の場合、2進数では「1111 1111」となります。

同様に16進数で「F 0」の場合、2進数では「1111 0000」となるので、管理がしやすくなります。

 

まとめ

Webページ制作におけるHTMLやCSS、ブログで見かける「#FFFFFF」はまとめると下記のようになります。

ココがポイント

  • 「#FFFFFF」は16進数表記
  • 「#FFFFFF」は2桁ごとに FF(赤色) |  FF(緑色)  |  FF(青色)で分かれる
  • 「#FFFFFF」が白色になるのは、赤+緑+青を混ぜると白色になるため
  • 「#FF」を10進数に直すと「255」、2進数では「1111 1111」と表せる

この原理を理解すれば、下記のように好きな色へ変更が出来るので、色々と数値を変えて試してみてください。

数値説明
○○hは16進数
[△△△]は10進数
見た目
#FF0000赤FFh[255]+緑00h[000]+青00h[000]
#EE7800赤EEh[238]+緑78h[120]+青00h[000]
#FFFF00赤FFh[255]+緑FFh[255]+青00h[000]
#00FF00赤00h[000]+緑FFh[255]+青00h[000]
#0000FF赤00h[000]+緑00h[000]+青FFh[255]
#165E8A赤16h[022]+緑5Eh[094]+青8Ah[138]
#FF00FF赤FFh[255]+緑00h[000]+青FFh[255]







人気の記事

1

サンダー直流(DC)と交流(AC)の違いって分かりますか? かみなりん家庭用のコンセントは交流(AC)だよね。乾電池はなんとなくDC(直流)というイメージです。 サンダー改めて聞かれると、交流と直流の ...

【オペアンプ】 反転増幅回路の回路図アイキャッチ 2

かみなりんオペアンプの反転増幅回路ってどういう特徴があるの? サンダー反転増幅回路は文字通り、入力電圧の符号を反転、増幅する回路になります。 かみなりん反転して、増幅するから反転増幅回路なんだね。じゃ ...

アノードコモンとカソードコモン 3

サンダー「アノードコモン」と「カソードコモン」の違い分かりますか? かみなりんえーっと、アノードがプラス側、カソードがマイナス側で・・・コモンってなんだっけ? サンダー改めて聞かれると、どっちがどうだ ...

4

かみなりんアフィリエイトで成果が発生しない!? という問題が起きているようですね。 アフィリエイトが発生しないというのは死活問題ですね。   原因はどうやら、アンカーリンク内のtarget= ...

旅行やアルバイト等の 紹介にバリューコマースの『MyLinkBox』が超便利!! 5

サンダーバリューコマースから2019年6月5日に『MyLinkBox』がリリースされました! かみなりんその『MyLinkBox』ってなに? サンダー『カエレバ』や『Rinker』はご存知でしょうか? ...

miMind使いかたアイキャッチ 6

サンダーマインドマップはご存知ですか?   放射状に枝が伸びていくアレですよね?   頭の整理をするのに良く使います   私もよく情報を整理するためにマインドマップを作成 ...

Web(ウェブ)開発の学習にオススメなUdemyコース3選 7

サンダー世界最大級のオンライン学習プラットフォームの【Udemy】はご存知ですか? アメリカのシリコンバレー発のオンライン学習サイトで、日本ではベネッセが運営しています。 私自身もWeb開発やPyth ...

ブレッドボード の使い方のアイキャッチ 8

サンダーブレッドボードって知ってる? かみなりん電子工作でハンダ付けせずに、手軽に電子回路が組めるボードだよね? サンダーそう、今回はそのブレッドボードの使い方を紹介します。ブレッドボードを使ってLE ...

箇条書きタグ自動追加ツール 9

【このツールの目的】 箇条書きタグ(ulタグもしくはolタグ)を自動で追加するツールです。 listタグも自動で追加します。 【箇条書きの種類選択】 数字無し箇条書き(ul) ・箇条書き数字有り箇条書 ...

LED抵抗計算機 10

LED抵抗自動計算機 下図のように、LED1個をつなぐとき、LEDに流したい電流から抵抗値を求める計算機です。   LED抵抗計算機 ↓電源電圧【例】5(V) ↓LEDの電圧降下【例】2(V ...

-ブログ運営
-,