東京オリンピックのボランティアに応募しようとしたけど…
来たる2020年の東京オリンピックに向けて、大会運営のサポートや観客の案内などを行うボランティア募集が始まりました。
一生に一度経験出来るか分からない日本開催となるので、ボランティアに応募しようと思いました。
しかし、対応内容に疑問を感じ、二の足を踏んでいます。
東京オリンピックのボランティアに参加しようと考えている方はぜひ参考にしてください。
また、運営委員の方でご覧になっている方がいるとしたら、こちらのページを参考に改善を希望いたします。
ボランティアの募集について
応募条件
- 2002年4月1日以前に生まれた方(つまりは2020年4月1日時点で18歳以上であること)
- 活動期間中において、日本国籍又は日本に滞在する在留資格を有する方
(日本に合法的に滞在できるすべての在留資格を指すため、「短期滞在」の在留資格も含まれる)
なお、2020年4月1日時点で18歳未満の中高生には別の形で参画できるよう検討しているとの事です。
募集期間
2018年9月26日~12月上旬
※一部の役割によっては、再募集の可能性あり。
応募方法
改善希望ポイント
現在の応募条件では学生やシルバー世代が多いと思います。
しかし、ウェブサイトのみの応募となると、シルバー世代にとっては負担を感じると思います。
また、後述しますが、応募ページが不親切な設計となっており、入力方法が分からないところが多数存在します。
募集形態
大会ボランティア
- 大会組織委員会が運営主体。
- 競技会場や選手村など大会運営に関わる。
- 活動内容は観客や競技運営のサポートなど。
都市ボランティア
- 東京都が運営主体。
- 空港や主要駅などで観客や観光客の案内。
- パブリックビューイング(ライブサイト)の運営やサポート。
応募ページについて
改善希望ポイント
- 登録に30分以上かかる。
- スマートフォンでは入力画面が見えなくなる。
- ユーザーインターフェース(生年月日の入力やページ切替など)が不親切。
- 音声読み上げ機能などの対応が不十分。
応募ページの改善は早急に対応をお願いします!!
公式サイトでも宣言していますが、入力に時間がかかる、音声読み上げ機能が不足している以外にも問題が多数存在しています。
応募ページの改善希望箇所
- 生年月日をカレンダーから選ばないといけない(また、一度間違うとカレンダーがエラーになる)
- ページ切替ボタンが上部にしかない。
- ページ切替ボタンに気づかずに「送信」ボタンを押すと大量の警告が表示される。
- スマートフォンから入力すると、ヘッダー(ページ上部の領域)とフッター(ページ下部の領域)で塞がれて、入力画面が見えなくなる。
応募ページの改善は早急に対応をお願いします!!(大事な事なので2回言いました)
応募からの流れ
応募後のスケジュール、各地での事前オリエンテーションについては公式サイトの下記ページに分かりやすく説明されています。
スポンサーリンク
活動内容や報酬について
活動期間・1日当たりの活動時間
- 活動期間はオリンピックもしくはパラリンピックそれぞれ10日以上が基本。両方参加する場合は計20日以上。
- 大会期間中の活動とは別に、オリエンテーションやテストイベントなどがある。
- 連続活動日数は5日以内が基本。
- 1日当たりの活動時間は休憩、待機時間を含めて8時間程度。
報酬について
改善希望ポイント
- 活動期間中の宿泊費は自己負担、宿泊先は自己手配。
- 交通費の支給は1日1,000円まで。
- 保険は運営委員会が負担。ただし、保険内容については検討中(2018年10月4日時点)
- オリジナルデザインのユニフォーム一式支給(シャツ、ジャケット、パンツ等。アイテムによっては、複数枚を予定)
- 活動中の飲食支給
この条件に関し、このような疑問が起こると想像できます。
大会ボランティアや地方出身者から想定される疑問
会場周辺のホテルは高いのでは?
そもそも大会期間中にホテルに空きはあるのでしょうか?
都市ボランティアから想定される疑問
観客や観光客を案内する際の交通費も含めて1,000円ですか?
ちなみに、大会期間中に宿泊施設を確保する事自体難しいと思います。
仮に予約が取れたとしても、東京23区のビジネスホテルは1万円で宿泊出来たら安い方で、1万円4,000~5,000円するところも少なくありません。
災害や緊急事態で無償ボランティアをするのは致し方ないと思います。
しかし今回のような募集では「ボランティア=無償」である必要はないと思います。
1日8時間を大会期間中10日以上(オリエンテーションやテストイベントを含めると更に必要)の労働に対して、1日当たり1,000円の交通費支給のみはあまりにもお粗末に感じます。
暑さ対策について
連日猛暑日が続いた今年。
東京オリンピックも2020年7月24日~2020年8月9日と夏真っ盛りの時期。
やはり暑さ対策をどのように考えているのか気になるところ。
暑さ対策については公式ページで下記のように記載があります。
ボランティアを含む東京2020大会の大会スタッフ向けの暑さ対策について現在検討しており、具体的には活動場所や活動分野・内容に応じた適切な休憩を取れる管理体制をとること、暑さ対策に考慮した配布物の工夫(ユニフォーム等)、水分補給等の環境整備などについて検討しています。
具体的な対策については検討中といったところでしょうか。
会場や周辺施設が熱気に包まれるのは容易に想像できるので、暑さ対策は万全を施していただきたいものです。
問い合わせ先(TOKYO2020大会ボランティア運営事務局)
TOKYO 2020 大会ボランティア運営事務局にて、日本語または英語で受け付けます。
電話番号:ナビダイヤル 0570-08-2020(IP電話・国際電話等の場合:045-330-3036)
※平日9:00~17:45受付
メールアドレス:contact-center(at)volunteer.tokyo2020.jp
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
まとめ
記念すべき東京開催の2020年オリンピック。
誰しもが何らかの形で貢献したい、盛り上げたいと思っていると思います。
しかし、現状の応募条件やシステムでは思うように人数が集まらないと思います。
下記の改善・対策を希望しておりますので、この記事がきっかけで少しでも参加者が増えたら良いなと思います。
改善希望ポイント
- 応募方法はウェブサイト以外からも募集希望。(シルバー世代のために)
- 応募フォームの改善。(生年月日の選択を間違うとエラー、ページ切替が上部にしかない、【送信】ボタンを途中で押すと大量の警告が表示されるなど)
- 報酬を検討して欲しい(現状は宿泊費なし自己手配、交通費は1日1,000円のみ)
- 暑さ対策
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。