■MathJaxでの数式表示サンプル(RLC回路の微分方程式)
$$ R \cdot i + L \cdot \frac{di}{dt} + \frac{1}{C} \cdot \int i dt = e \cdots RLC回路の微分方程式 $$
MathJaxを使用する
MathJaxはLaTeXでの記述を行います。
LATEX(ラテック、ラテフ)とは、レスリー・ランポートによって開発されたテキストベースの組版処理システムである。
[引用]Wikipedia
LaTeXで記述すると数式をキレイに表せるので、学術論文などではLaTeX形式で記述される事が多いです。
MathJaxプラグインのインストール
MathJaxプラグインをインストールします。
ダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」を押し、「プラグインの検索」で「MathJax」を検索します。
上記の「MathJax-LaTeX」が表示されたら、「今すぐインストール」ボタンを押して、インストールを行います。
インストールが完了し、「有効化」のボタンが表示されたら、「有効化」ボタンを押して、プラグインを有効にします。
MathJaxプラグインの設定
MathJaxプラグインを有効化したら、使用するための設定を行います。
ダッシュボードの「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」から「MathJax-LaTeX」を探し、「設定」を押します。
設定画面は変更する必要はなく、デフォルトのままで問題ありません。
「Save Changes」を押して、設定画面を終了します。
MathJaxプラグインを記事内で使用する
MathJaxプラグインを使用するためには、[ ]内にmathjaxと記述したショートコードを記載します。
場所はどこでも問題ありませんが、記事の最初に記述する事をオススメします。
MathJaxをinline形式で表示する
数式をinline形式で表示する場合は、下記のように「\」+「(」から始めて、「\」+「)」で閉じます。
【記述例】
問題(1)の式は\(y=f(x)\)です。
inline形式は、文の途中でも改行せずにそのまま表示する形式です。
HTMLでは、アンカータグなどがinline要素となります。 ⇒ inline要素:サンダーブログはこちら
上記の記述例は下記のように表示されます。
【表示例】
問題(1)の式は、\(y=f(x)\)です。
MathJaxをblock形式で表示する
数式をblock形式で表示する場合は、「$」マーク2個で開始し、「$」マーク2個で閉じます。
【記述例】
問題(1)\(2x=2\)の答えは $$ x = 1 $$ です。
block形式は、その要素のみで1行使用されます。
HTMLでは、見出しタグなどがblock要素になります。
見出しはblock要素(1行使用)、h5タグ
上記の記述例は下記のように表示されます。
【表示例】
問題(1) \(2x=2\) の答えは
$$ x = 1 $$
です。
MathJaxが対応しているLaTeXコマンド一覧
MathJaxはLaTeX形式で記述しますが、全てのLaTeXコマンドには対応していません。
数式を記述する上で、よく使用するコマンドを抜粋してご紹介します。
またコマンドの前後は半角スペースを空けます。
演算子、等号、不等号
記号 | LaTeX | 表示 |
---|---|---|
+ | + | \(+\) |
- | - | \(-\) |
× | \times | \(\times\) |
÷ | \div | \(\div\) |
・ | \cdot | \(\cdot\) |
= | = | \(=\) |
≠ | \neq | \(\neq\) |
≈ | \approx | \(\approx\) |
> | > | \(>\) |
< | < | \(<\) |
≧ | \geq | \(\geq\) |
≦ | \leq | \(\leq\) |
数式
記号 | LaTex | 表示 |
---|---|---|
分数 | \frac{分子}{分母} | \(\frac{1}{x}\) |
繁分数(分子や分母が分数) | \frac{分子}{\frac{分母の分子}{分母の分母}} | \(\frac{1}{\frac{1}{R}}\) |
絶対値 | | 中身 | | \(|x|\) |
二重絶対値 | \| 中身 \| | \(\|v\|\) |
分数の絶対値 | \left| 分数 \right| | \(\left| \frac{1}{x} \right| \) |
sin x cos x tan x | \sin x \cos x \tan x | \(\sin x \cos x \tan x\) |
数式は美しく